自己紹介②

自己紹介

ベトナムの地に降り立った私は用意されたタクシーで営業所へと向かいます。

日本人の社員さんやベトナム人スタッフにあいさつを済ませ、早速、翌日から働くことに。

仕事内容は日本からの電話対応、日本人観光客への接客、街を歩く日本人に声かけをするビラ配り、この3つが主な仕事でした。

 

バイト以外では初仕事、初シェアハウス暮らし、初海外生活と初づくしだったせいか・・。

初めの一ヶ月で3回も風邪をひき・・。直ってはかかりを繰り返す始末ww

それでも徐々に慣れて来て、仕事も楽しくなり、空き時間にはカフェや路地の店にフラッと入って、ひとりで食事も取れるようになっていきました。

 

現地で気づいたことをいくつか挙げますと、

英語なんて、学生英語しか話せませんでしたが、これは意外といけます(笑)。片言なりのコミュニケーション力が身につきます。。

 

食事は日本人の口に合うと思います。私は焼きそば、フォー、野菜炒めばかり食べていました。しかも、一食200円くらいからなので、美味くて安い^^ 路地だとお店の汚さを我慢すれば(すぐ慣れます)問題ないです。

 

危ないのが、信号機が極端に少なくバイクの数が多いので、道を渡る際は気をつけないといけません。渡りたくても渡れない日本人の方を何人も誘導しましたが、これは怖い人にはかなりキツイ。。コツがいります。。

 

スリにも私自身遭いましたので、要注意

 

そんなこんなで色々と学びながら、仕事をこなす日々が続きました。

しかし、少し慣れた頃から会社で試験が行なわれ、ふるいにかけられるのですが、ここで、なんとなく生きて来た私はつまずくことになりますww

電話対応や接客対応がスムーズにできるかどうか?ツアー内容や注意点を憶えているか?

そんな当たり前の試験だったのですが、日々の生活に余裕がなく、すがれる知識や経験もなかった私は不合格になってしまいます。

 

そして、役立たずの烙印を押され、3ヶ月の試用期間で日本へ返却・・。

当時は相当へこみましたし、やはり何となく生きてきた自分の人生を猛省しました。

 

そこから、またまた自らの人生と向き合い、これからどうしようか?

何がしたいか?向いているか?そんなことばかりを考える日々が続いていきます。

 

この業界に入ったら将来どうなるか?どんな自分が想像できるか?

あれこれと考えている時に不意に農業ってどうだろ?と考えるようになり、

ここで初めて農業と向き合い、考えるようになっていきます。

 

 農業ってどうなんだろ??

 

農業に興味を持った私は、農業について調べ考えます。

例えば、国内に目を向ければ、農業従事者数は年々減り続けていて、

1970=1000万人、1990=500万人、2010=250万人、2019=190万人。

さらに、現在の従事者の平均年齢は66歳。全体の49歳以下の占める割合はわずか5%

素人でも、これから益々減っていくことが安易に予想できます。

 

たしかに、自分が子供のときは豊作で値崩れしてしまい、収穫しても赤字なので、畑に実ったまま廃棄。。なんてニュースを耳にしていたけど、今や毎年のように高温で、台風が、冷害が、雨不足で・・・。不作となり野菜が高い!!と言うニュースが多いな~。それって従事者が減って、そもそも生産量が減ってるからじゃないかな?

 

加えて、新しく農業の世界に飛び込んでくる方々も、農業は他業種と比べても3年以内離職率が高く、定着していない。入ってくる人の半分は早期退職や定年退職者。と言う現実。

 

これはもしかして、チャンスあり!?

 

さらに、一般的な農業のイメージがキツイ、汚い、金がないと言う、3Kのイメージが広がっていて、普通の人はやりたがらない。もっと言えば、エリート層は絶対にやりたがらない。私は自分が凡人であることを自覚していますので、エリート層の多い職種に背伸びをして入っても、結局は使われる側の人間として一生を終えてしまうだろう。

実際はそんなに甘くないですし、優秀な方もいらっしゃいますが、他業種と比べれば自分でも活躍できるチャンスあり!?

 

海外に目を向けても、世界の人口は毎年7000万人増えていて、今後、自分が60歳になる頃には、今より20億人も増える。当然、食料の需要は高まり、価値は上がる。

今現在、安い外国産の食料が入ってきているけど、今後は安くない、同じ、むしろ高い。そんな時代が来るのでは?打って出るチャンスさえあるのでは?

 

そんなようなことを素人ながら考えて、どうしようもない自分でもチャンスがあるのではないか?と考えるようになっていきます。

 

とは言え、農業と言っても色々な作物や育種があり、実際に何をしていいのかわかりません。。そこで、まずハローワークに足を運び、色々なことに取り組んでいる農業法人を探します。研修をしながら向いていることを探し、独立資金も貯めていける会社を探す日々。

 

帰国して2ヶ月。求人情報をチェックする毎日。そんな中、見つかったひとつの会社へ就職することになります。農業への第一歩が踏み出された瞬間でした。

 

そこで、学んだ事とは・・・?

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