自己紹介③

自己紹介

農業法人へ就職し、農業への第一歩を踏み出した私。そこでは、肉牛を100頭、米、大麦、小麦、大豆、黒豆、蕎麦が飼育、栽培されていました。私も牛のお世話をしながら、米を中心とした栽培に取り組む事になります。

 

肉牛の飼育では、エサやり、掃除、ブラッシング、出荷の手伝いを経験。トサツ場や食肉加工場の見学にも行きました。

毎日、牛と言う生き物に触れ、最初は幼い牛も成長して出荷される・・。

病気や事故で亡くなる牛もいる。。生き物である以上、生と死に直面することも多く・・。

生き物を食すことについても考えさせられ、たくさんのことを学ぶいい経験でした。

 

ひとつ、タメになる学んだ豆知識を紹介しておきます。

牛にはA5、B3とランクがありますが、この意味について簡単に説明します。

A~Cとは牛の中心部にある可食部の面積(量)を言います。1~5とは脂の色、量、分布、赤身の質など可食部の質を表しています。ですので、重要なのは1~5の方でB3とC5のお肉がある場合、C5の方がおいしい肉と言えます。お肉を見る際は気にしてみてください。

 

栽培ではトラクターの操作、各種専門機械の操作、メンテナンスが主な仕事に。

栽培暦と呼ばれる、年間スケジュールにそって、肥料をまいたり、種をまいたり、植えたり、草刈りをしたり、獣害対策をしたり、収穫をしたり、ワラを集めたり、時期ごとに色々な作業を経験できました。

 

ここで学んだ一番重要なことは、獣害のある地域で栽培してもロスが大きすぎて無駄であること、土質で収穫量が大きく変化するので、土地選びは必須であること、寒い地域はマイナス面が多いことなど。。つまり、就農する為の地域選びは慎重にすべきであるということでした。

 

野菜の栽培にも取り組む機会を頂いていたので、研修期間中にほぼ独学でナス、ピーマン、とうもろこし、ミニトマト、ブロッコリー、キャベツ、ホウレン草、コマツナ、ニンジン、ラディッシュを栽培。JAの指導員さんと話したり、雇い主と相談しながら、あれこれと試行錯誤し、栽培の基礎を学びました。

 

そして、少しずつ地道に取り組んだ結果。そろそろ、独立をしようかなと考え始めます。

そこで、まず地域の新規就農相談を請け負う部署を訪れ相談の日々。どこで就農する?何を作る?どう作る?機械はどうする?5年後の目標は?それを達成する為の計画は?

アレコレと話を聞いて頂き、内容がまとまった結果、4年半の研修期間を終え、地元で新規就農し、三重アグリファームを立ち上げることになります。

 

 独立するにあたって、何をどうするか?私が選んだのは・・・?

 

新規就農するにあたり、私が選んだ地域は地元の三重県四日市市でした。親がサラリーマンをしながら田んぼを少しかじっている兼業農家だった為、わずかな土地と機械があり、また、祖父の名前を出せば地域の農家さんや地主さんに多少顔が利くと言う利点を生かす為に自然とそうなりました。

 

やはり、自分の土地を見ず知らずの若者に貸すことは、多くの方にとっては抵抗が強く、簡単には話がまとまらないものですから、農地を借りる際はこの点は非常に助かりました。

 

そして、どういった経営をしていくのか?どんな農家を目指すのか?これについては次のように考えました。

 

まず、農業といっても米、飼育、花、施設野菜、露地野菜、果樹、養蜂、その他。さらにそれぞれに品目や種類があるように、たくさんの選択肢があります。その中で米、飼育、花は初期投資が大きすぎますし、果樹はゼロからだと実るまでに時間がかかる。その他は攻めすぎ・・・。ということで、私は初期投資が少なく済む野菜を選ぶことになります。

 

野菜でも大型の施設を建てるのはリスクが大きい。。大規模栽培は産地化されてないと難しい。。。有機栽培の少量多品目は商圏が狭い(野菜全体の1%以下)。。。。そう考えて、自分は中規模中品目をやろうと決めます。

 

いくつかの品目に絞って栽培に取り組み、減農薬や減化学肥料で特徴を出し、技術や設備で効率化を図り、こだわりの野菜をある程度の規模で数品目栽培すること、加工品を作って利益率を高めることを目指すことにしました。

 

栽培品目は新規就農だとイチゴやトマトが多いのですが、私はあえてこれ(若手農家と長期に渡って戦うことや企業がドーンと入ってきて販路を絶たれる可能性)を避け、今後、引退する農家が多く、生産量が減少する可能性のある品目を選びます。具体的にはそれは夏にナス、冬にブロッコリーでした。

 

逃げ逃げ隙間戦略で方向性を決め、いざ農業の世界へ・・。新規就農した私を待ち受ける現実とは・・・。

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